職場でのSNSトラブルにどう向き合う? 〜中堅社員のための心の守り方〜

query_builder 2025/05/09
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こんにちは。

今回は、「職場でのSNSトラブル」に焦点を当ててみたいと思います。


中堅になると、仕事での関係性が深まる一方、同僚や上司とのSNSでの距離感があいまいになり、モヤモヤした経験をする人も少なくありません。


1. 「職場」と「プライベート」の境界線が曖昧になる時代


かつては、仕事は仕事、プライベートはプライベート。


でも今は、LINEやInstagram、Facebook、X(旧Twitter)などのSNSで、仕事仲間とも簡単につながれる時代です。


それゆえに起きやすいトラブルがあります!


上司からSNSで常に見られているプレッシャー


勤務時間外にもDMが届き、プライベートが消耗する


投稿内容が「軽い」と陰で噂された


会社の人たちのグループに「自分だけ招待されていない」疎外感



SNSは便利だけど、自分の時間と心をじわじわと侵食するリスクもあるのです。


2. 心理学で見る「バウンダリー(境界線)」の重要性


このような悩みを整理するのに役立つのが、心理学の概念であるバウンダリー(心理的な境界線)です。


バウンダリーとは、自分と他人の間にある「見えない線」のこと。


この線があいまいだと、相手の言動に過剰に反応したり、自分の時間を守れなくなります。



バウンダリーを保つために大事なこと


・仕事の連絡は職場のチャットやメールに限定する


・SNSアカウントは仕事用とプライベート用を分ける


・投稿は見られてもいい範囲に絞る(公開設定を見直す)



「断る」ことは悪ではなく、自分の心を守るための技術なんです。

3. トラブルが起きたときの対処法


ケース①:SNSでの投稿内容について陰で噂された


👉冷静に受け止めましょう。

「全員に理解される必要はない」と、自分軸に立ち戻ることが大切です。



ケース②:勤務時間外にDMが届き、返信を求められる


👉「今日はオフラインにしています」「月曜に改めて返信します」など、丁寧な距離感を意識。



ケース③:SNS上のグループで除け者にされていると感じ


👉事実と感情を切り分け、「自分の価値が否定されたわけではない」と再確認する。


必要なら、信頼できる同僚にさりげなく相談を。

4. 「見せる自分」と「本当の自分」を使い分ける


SNSでは、自分をどう見せるかを演出することがある程度当たり前。


だからこそ、「演出された世界」に振り回されない視点を持つことも大切です。



📌 たとえば


・上司が仕事愛を投稿していても、あなたはあなたのペースで仕事をしていい


・同僚のキラキラ休日投稿を見ても、「比べない」「無理しない」が◎



SNSは現実のほんの一部。


だから、投稿内容=人間性とは限りません。

5. 最後は「リアルな信頼関係」を育てよう


SNSでは伝わりにくい「空気感」や「感情の機微」は、やっぱり対面でこそ育まれるもの。


・ちょっとした雑談


・お昼休みに交わすひとこと


・目を見て「ありがとう」と言うこと



こういった積み重ねが、SNSでは築けない安心できる人間関係をつくってくれます。

おわりに:「仕事とSNS」を切り離す勇気を持とう


SNSは便利だけど、「仕事関係に見られている」と意識しすぎると、本来のあなたらしさが消えてしまいます。


だからこそ、自分にとって心地よい距離感を保つ勇気が必要です。



?自分に問いかけてみてください?

「これは、私の本音に合ってるSNSの使い方かな?」


あなたの時間と心は、あなたのもの。


SNSに振り回されるのではなく、道具として使う感覚で、自分らしくコントロールしていきましょう。

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