こんにちは。
今回は、「職場でのSNSトラブル」に焦点を当ててみたいと思います。
中堅になると、仕事での関係性が深まる一方、同僚や上司とのSNSでの距離感があいまいになり、モヤモヤした経験をする人も少なくありません。
1. 「職場」と「プライベート」の境界線が曖昧になる時代
かつては、仕事は仕事、プライベートはプライベート。
でも今は、LINEやInstagram、Facebook、X(旧Twitter)などのSNSで、仕事仲間とも簡単につながれる時代です。
それゆえに起きやすいトラブルがあります!
✅ 上司からSNSで常に見られているプレッシャー
✅ 勤務時間外にもDMが届き、プライベートが消耗する
✅ 投稿内容が「軽い」と陰で噂された
✅ 会社の人たちのグループに「自分だけ招待されていない」疎外感
SNSは便利だけど、自分の時間と心をじわじわと侵食するリスクもあるのです。
2. 心理学で見る「バウンダリー(境界線)」の重要性
このような悩みを整理するのに役立つのが、心理学の概念であるバウンダリー(心理的な境界線)です。
バウンダリーとは、自分と他人の間にある「見えない線」のこと。
この線があいまいだと、相手の言動に過剰に反応したり、自分の時間を守れなくなります。
✅ バウンダリーを保つために大事なこと
・仕事の連絡は職場のチャットやメールに限定する
・SNSアカウントは仕事用とプライベート用を分ける
・投稿は見られてもいい範囲に絞る(公開設定を見直す)
「断る」ことは悪ではなく、自分の心を守るための技術なんです。
3. トラブルが起きたときの対処法
ケース①:SNSでの投稿内容について陰で噂された
👉冷静に受け止めましょう。
「全員に理解される必要はない」と、自分軸に立ち戻ることが大切です。
ケース②:勤務時間外にDMが届き、返信を求められる
👉「今日はオフラインにしています」「月曜に改めて返信します」など、丁寧な距離感を意識。
ケース③:SNS上のグループで除け者にされていると感じた
👉事実と感情を切り分け、「自分の価値が否定されたわけではない」と再確認する。
必要なら、信頼できる同僚にさりげなく相談を。
4. 「見せる自分」と「本当の自分」を使い分ける
SNSでは、自分をどう見せるかを演出することがある程度当たり前。
だからこそ、「演出された世界」に振り回されない視点を持つことも大切です。
📌 たとえば
・上司が仕事愛を投稿していても、あなたはあなたのペースで仕事をしていい
・同僚のキラキラ休日投稿を見ても、「比べない」「無理しない」が◎
SNSは現実のほんの一部。
だから、投稿内容=人間性とは限りません。
5. 最後は「リアルな信頼関係」を育てよう
SNSでは伝わりにくい「空気感」や「感情の機微」は、やっぱり対面でこそ育まれるもの。
・ちょっとした雑談
・お昼休みに交わすひとこと
・目を見て「ありがとう」と言うこと
こういった積み重ねが、SNSでは築けない安心できる人間関係をつくってくれます。
おわりに:「仕事とSNS」を切り離す勇気を持とう
SNSは便利だけど、「仕事関係に見られている」と意識しすぎると、本来のあなたらしさが消えてしまいます。
だからこそ、自分にとって心地よい距離感を保つ勇気が必要です。
?自分に問いかけてみてください?
「これは、私の本音に合ってるSNSの使い方かな?」
あなたの時間と心は、あなたのもの。
SNSに振り回されるのではなく、道具として使う感覚で、自分らしくコントロールしていきましょう。
日本こころのケア協会
住所:東京都町田市森野1-36-2 セレステ町田1F
電話番号:042-709-6531
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